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やっと決断できそうな・・①

Rooの学校について。
もうー、すったもんだで、決定が遅れました。
いや、本当はTiggerと同じ学校に決定してたのだけど、いろいろ紆余曲折ありまして。


こちらの記事の続きです。
とりあえず先が見えた①
とりあえず先が見えた②

↑特に、②の記事の、Davinaの意見は要チェック。
というのも、この時にDavinaに感じた信頼感が、がらがらと崩壊したので。

先日、Statement作成のためにAdvisory TeacherのChristineとEducational PhycologistのMarieがRooのためにPreschoolに来たことは書いたのだが(その記事はこちら)、二人とも共通した意見は、
「RooにとってS小学校(Tiggerの学校)のReception classはハードすぎる」
「このPreschoolにできるだけ在籍して、その後はW養護学校に移動するのがいいだろう」
ということだった。

そう言われるとは思ってたが・・やっぱり断言されると悲しい。
だが、この二人の意見はもうわかっていたし、以前から言われていたが、それでもS小学校に希望を出したのは、↑のDavinaとのミーティングで太鼓判を押されたから。このSENCOにRooを預けたい、と思えたから。
それに、この時点でDavinaはすでにPreschoolにRooを訪問しており、その後特に何の連絡もなかったので、万事うまくいっているのだと私は信じていた。
しかし、ChristineとMarieの意見をDavinaに伝えたいと思った。そして、「それでも大丈夫」と言ってもらえるのを期待していた。

放課後、Tiggerと、わけもわからず図書館に連れられて半パニックのRooと一緒にDavinaとミーティング。そして、Davinaは、開口一番、
「I am sorry but we don't have enough facilities to have your son. It is gonna be difficult for him and we can not have him.」
と告げた。
私は頭の中真っ白。

前回のミーティングでDavinaが言ってくれたことをいくつかリピートするも、彼女は申し訳なさそうに、
「I am sorry if I gave you wrong impression...」
と言うだけ。さらには、Rooの行き先がなくなってしまうのがお母さんにとって心配でしょうから、Christineに連絡して、W養護学校に入学できるよう後押しをお願いしましょうか、と言った。

私にとって、一番あってほしくなかったのが、S小学校とW養護学校の二者択一になることだったのに。
というのも、この二つの学校は両極端に位置するので。
W養護学校に行かせるのがいやなわけではない。むしろ、Rooはいずれはフルタイムで養護学校のお世話になるのがいいと思っている。しかし、5歳前後までは、できるだけ地元の子供たちと交われる環境に少しでも長く居させてあげたかったのだ。きっと、この1年ぐらいしかRooは普通小学校には通えないと思ったので。
そして、Rooちゃんの社会性発達を促すだけでなく、そうすることで、地元の人たちとも面識ができるから。
道端であったときに「変な子・おかしな子」ではなくて、「うちの子供たちと同じ学校に行ってた自閉症のRooちゃんだ」と少しでも多くの人に理解して欲しかったから。
Preschoolで5日間、がんばっているRooに、後一年ぐらい友達と一緒にいさせてあげたかった。
なのに、普通小学校への参加を、希望した学校のSENCOから否定されてしまったのだ。

私はこの時点で頭の中は「???」だった。というのも、日本でも同様だと思うが、学校側はSpecial Needsを必要とする子供たちの入学を拒否できる立場にはないのだ。そして、子供の親が希望した学校は、その子供のStatementに書かれているサポートをすべて与えなければならない。

つまり・・・Davinaのこの意見に、私が正当な手段を経て異議を唱えたなら、RooがS小学校に入学するのはもちろん、おそらくDavinaは、「Discrimination against Kids with Special Needs」ということで、職を追われる羽目になるだろう。

実際、この話をRooのPreschoolのマネジャーTracyにしたところ、「こんなことはあってはいけない。彼女は今でも仕事してるのがラッキーだと思わないと。」と言われた。

裏切られたなー、と思った。勝手に信頼したのは私だけど。
ただ、Davinaの意見も、非常によくわかるのだ。確かにRooは、Reception classにはまだまだ早いのだ。Davinaは、こんな風に切り出すべきじゃなかっただけ。


もちろん、その次の週に、私は再びDavinaとHead teacher(校長)のミーティングに呼ばれた。
そして、二人から、「まだRooのplaceはこの学校に確保してあるわけだから、9月から安心してRooを入学させていいのですよ」と言われた。そりゃそう言わないとね。

だけど、ここでは「考えさせてください。やっぱりReception classは早いと思います。Nurseryのある他の普通学校への入学も考慮することにします」と返事した。もちろん二人は私の意見に賛同した。

実は、Preschoolマネジャー、Tracyの長男はアスペルガーで、同じくこのS小学校で苦労した。そして、彼が受けるべきサポートが完全ではなかったため、Tracyは抗議をしたのだが、当時の校長はそれでもサポートを増やしてくれなかった。そのためTracyがカウンシルにレポートし、当時の校長は辞職したのだった。
いつも、このs小学校は、「子供たちにきちんと規律を教え、信頼感の高いとてもいい学校であるが、支援を必要とする子供たちへの対応はあまりよいとは言えない」という評判なのだ。
それをわかって、希望した私も私だが。

Davinaへの不信感はもちろんあったのだが・・・やはり、Reception classへの入学はRooには早すぎる、とようやく私の目も覚めた。クラスのみんなと同じことができない時間ばかり増えるだろう、一人ですみっこでおもちゃで遊んでばかりいるのはやはり不憫だ・・と思った。それまでは、それもポジティブに考えていたから。
こうなったら、Nurseryのある普通学校に事情を話して入学許可を取ろう、そしてW養護学校とのDual schoolingも再度検討してもらおう、と決めた。

・・・が、ここで、またコケた。
9月からの、W養護学校のパートタイムでの登校が認められなかったのだ・・・。
「W養護学校のNurseryはただいま定員いっぱいです、また来年1月直前に再度検討します」との手紙を受け取った。
つまり、Rooは、希望していた普通学校と養護学校の両方から断られてしまったのだーー
なんという不運。

残るは、Preschoolのみ。このまま同じPreschoolに次が決定するまでいることになるのか・・
いったいRooちゃんはどこの学校に行けるのだろう・・・と、この時はお先真っ暗、という気分だった。

が、やっぱりよいこともあるのだ。
続きます・・・




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by amelie_uk | 2009-06-10 06:33 | 学校