queuingができない

イギリスにいると、町のあちこちで耳にする言葉。

”queue” - 順番待ちの行列のこと。

Oh no, there's a long queue at post office... とか、
Don't jump the queue! とか、
よく「イギリス人は辛抱強くどこでもqueueを作るすばらしい人々だ」、などという賛辞を聞くけど、ちょっとでもイギリスに滞在したことのある人たちは、
「・・それは、選択の余地がないので、仕方なく並ぶしかないのだよ・・・」とわかってるはず(笑)

何事も恐ろしく非合理的なシステムで成り立っているし。
日本ではもう当然のように順番待ちの番号をひいてゆっくりいすに座って待っていられるのに、それが普及していない場所が多すぎ。
窓口が5個ぐらいあるのにひとつしか空いてないとか、逆に列が長いのにいきなり自分の窓口を閉めてさっさとお茶しにいかれるとか、働いている人たちの仕事がやたら遅すぎとか。
並んでる人のマナーもたまに悪くて、後ろに並んでる人のことを考えず相手とのおしゃべりがとまらない、などと、もう頭が噴火するんじゃないかと思うぐらいの理不尽な理由が大半。

などと愚痴っぽくなってしまいましたが。
要は、RooにはこのQueueのシステムがまだ理解できていないので、苦労が多い。

「順番を待たないといけない」という社会的ルールがまだまだ身についていない。
自分と、目の前にある欲しいもの、だけが見えてる。
もちろん、銀行や郵便局などで私のために待つのも苦手だけど、この「自分の欲しいものが目の前にあるのに、どうしてもらえないんだ」と考えているRooちゃんのフラストレーションが、手に取るようにわかる・・。
絵を書いて説明しようとしたこともあったけど、私のやり方が悪いのか、どうもだめだ。

以前、TiggerのSchool tripの下見を兼ねて遊びに行った時も、アイスクリーム売り場がひどい混雑で、15分ぐらい並ぶ羽目に。ZacとTiggerが並んでいる横で、Rooはカウンターにへばりついて他の人たちがアイスクリームを受け取るたびにそれを欲しがる。仕方ないので脇に撤収するも、何度もカウンターに戻ろうとしては叫んだり。
ビーチや公園でも同じように、ほんの5分、2.3人が前にいるときでも待てないで今すぐ欲しがる。

そして、今日は、いつもの動物園で。人が多い日は、無料で園内を1周する観光列車に待ち行列ができる。今日はどこかの学校のSchool tripがいくつか重なって混雑していた。列車を見かけたRooは、急にダッシュで乗り場まで駆け出してしまい、ちょうど列車に乗り込むところだった人たちをかき分け、さっさと席についてしまった。

本当はここで泣き叫ばれても引きずりおろすのが正解なのかもしれないけど。
ちょうど並んでいた人たちが全員うまいぐあいに乗れたので、そのまま同席のグループに、「ここに相席させてもらっていいですか」と許可をもらって、私も乗り込んだ。
ここで泣き叫ばれるシーンは回避したかったのでほっとした。
ちなみに、この相席のママさんたちには、「よかったです、息子は自閉症なんで待つ意味がわからなくて、降ろしたら意味もわからず泣くに決まってたので・・・」などと話したら、ちょっと同情されたけど。

でも、「自閉症だから、わからないから、順番を待たなくてもいい」というのはおかしいしね。
Rooには、これからもいろいろな状況で、多少泣き喚かれても、順番を待つというルールを教えていかなきゃいけないのだけど。
・・・体力温存しておかないと、なあ・・。

そんなわけで、ボーイズとたくさん遊べるのを楽しみにしてる夏休みだけど、順番待ちを考えるといまからかなりげんなりしてしまうよ。
また、へたくそな絵でも書くかな・・だめそう(笑)


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動物園の列車。今年の4月頃の写真。
普段はこんなにがらがらだけど、これから夏が終わるまでは混雑必至。
いつもはこうしてふら~と乗り込めるから、余計に、列車が目の前に→乗らなきゃっ、て思うんだろうけど。

ちなみにこの写真を撮ったときは、ドライバーのランチタイムで30分も待たないといけなかったのに、ひたすら列車の上で30分待ったRooちゃん(汗)
でも、落ち着いてしっかり座ってたよ、30分間・・・次に起こることの見通しが立つとちゃんと待てるんだろうけど、列に並んでるときはやっぱりわからないのだな。
それとも、ただ単に周りの人が妨害者に見える?(笑)


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by amelie_uk | 2009-07-02 06:00 | Rooのこと